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2025.06.13 NEW

意外と知らない?住宅ローン審査の流れについて解説します

住宅購入を検討する多くの方が気になるのが

住宅ローン審査に向けてどのようなことを準備すべきか、住宅ローンの審査に落ちてしまったらどうしよう?

住宅を購入したいけど、そんな不安を抱えてなかなか踏み出せないといった方も多いのではないでしょうか。

本記事では住宅ローン審査の目的や役割、具体的な流れと押さえておくべきポイントを解説します。

 

住宅ローン審査の流れとは?

 

住宅ローンの審査は大きく分けて「事前審査」と「本審査」の2段階があります。

住宅ローン審査の流れ(1)事前審査

 

事前審査は、購入予定の物件が決まる前でも申し込める審査です。

借入希望額や収入、勤務先などを元に、金融機関が融資の可否を判断します。

ここでは主に年収や勤続年数、信用情報が確認されます。

事前審査という名前の通り、本審査の前段階で、仮の承認を得ることを目的とします。期間としては、数日で結果が出ることが多いです。

審査が通過せず、契約が無効になってしまうリスクを避けるため、住宅ローンの事前審査がないと契約できない不動産会社も多いです。

 

事前審査の一般的な流れについては下記のとおりです。

金融機関を選ぶ(複数申込も可)

→金融機関ごとに特色があります。ご自身のメインバンクであるかにかかわらず

 不動産会社によっては金融機関との提携により特別な金利プランを用意しているケースがあります。

 当社も複数の金融機関様とアルファーホーム専用の住宅ローンプランをご用意いただいています。

 

事前審査申込書の記入・提出および必要書類の提出

→運転免許証・マイナンバーカードなど、本人確認書類のほかに、

 直近1年の源泉徴収票、直近2~3か月分の給与明細などの収入に関する書類が必要になります。

 なお、自営業などの場合は必要になる書類が変わる場合があります。詳しくは金融機関にご確認ください。

 

信用情報・収入等の審査 数日~1週間で結果通知

 

 

住宅ローン審査の流れ(2)本審査

 

本審査は、金融機関が 正式にローン契約をするか判断するための精査ステップです。

事前審査よりも詳細な書類が求められ、売買契約が必要になり購入する物件の担保価値なども加味されます。

審査期間も場合によっては1〜2週間ほどかかります。

本審査に通過すると金消契約(きんしょうけいやく)という「金銭消費貸借契約」

つまり金融機関と借主が結ぶ 住宅ローンの正式な契約書の取り交わしを行います。

 

本審査から融資実行までの一般的な流れについてです。

不動産売買契約を締結(=申込可能になる)

金融機関に本審査を申し込み、書類の提出(詳細な個人+物件情報)

審査(保証会社・金融機関・場合によって団信) ※審査結果通知(2〜10営業日)

本審査に通過後、金融機関から「金消契約日」の案内

指定日に金融機関または提携司法書士事務所にて契約書類の説明と署名捺印

融資実行日が確定(引渡・決済日)

 

本審査・金消契約で必要な書類一覧

 

本審査・金消契約で必要となる書類や持ち物の一覧の例です。

金融機関や現在の職業などによっては必要書類が異なる場合がありますので、必ず金融機関に確認をしましょう。

【個人情報関連】

本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)

健康保険証

住民票(続柄・本籍・マイナンバーなし)

印鑑証明書(3ヶ月以内)

【収入・勤務関連】

源泉徴収票(直近1〜2年分)

給与明細(直近2〜3ヶ月分)

課税証明書/所得証明書

確定申告書・青色申告決算書(自営業の場合)

【購入物件関連】

不動産売買契約書

重要事項説明書

登記事項証明書(全部事項)

土地・建物の公図、地積測量図

建築確認済証、検査済証(新築)

建築設計図面(住宅メーカーのもの)

【団信(団体信用生命保険)関連】

健康診断書(高額ローンや持病がある場合)

医師の診断書(必要時のみ)

【金消契約時の必要書類】

印鑑証明書(実印と一致すること)

実印(シャチハタ不可)

本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)

住民票(本人+家族の記載ある場合)

所得証明書・源泉徴収票(再提出を求められることも)

ローン契約書(金融機関側で準備)

火災保険証券 or 見積書(ローン条件に含まれるため)

団信加入書類(申込・告知)

 

住宅ローンの審査に落ちても大丈夫?

と思われている方も多くいらっしゃると思いますが、安心してください。

万が一住宅ローンの審査に落ちたとしても、審査に落ちた事実は信用情報に記録されません。

信用情報機関(CICやJICCなど)に記録されるのは、ローンやクレジットの契約・支払い状況など。

審査を申し込んだ履歴は一定期間残るが、「落ちた」という結果自体は記録されません。

 

審査基準は各金融機関によって異なります。

ですので、とある金融機関で審査に落ちてしまったが、別の金融機関で審査したら通過したというケースも少なくありません。

審査が通過しない理由として考えられるのは、

 

①収入面

審査では「返済比率(年収に対する年間返済額の割合)」を基準として見ています。

一般的には返済比率30~35%以内でないと厳しく、年収が低いと借入可能額も大幅に下がります。

また、勤続年数の理想は「3年以上」、最低でも「1年以上」は欲しいとされます。

 

②他の借入有無・クレジットカード等の利用履歴

車や教育ローン、カードローンの残債が多いと「総返済額」が増え、返済比率が基準を超えてしまうケースがあります。

クレジットカードやローンの支払いで、過去に2~3ヶ月の延滞などがあると、

信用情報に「異動情報」として記録されることがあります。

 

③希望借入額

返済比率=(年間返済額)÷(年収)×100%

 → 目安は35%以下。金融機関によってはより厳しい基準を敷いているところもあります。

借入希望額が収入に対して過大であると判断されている可能性が高いです。

 

の3つが多く、他行などで借りているローンをおまとめローンや借り換えなどで対応したり

そもそも購入できる物件の基準を下げることで対応したりすることで再度審査に通過することもあります。

ここは不動産会社のプロに相談してみましょう。

 

審査通過のためにプロに相談するメリット

 

住宅ローン審査については、不動産営業マンやファイナンシャルプランナーへの相談も有効です。

不動産会社は日々様々なお客様からローンの相談を受けており、

多くの金融機関と取引ややり取りがあるだけでなく

不動産会社によっては通常よりも低い特別な金利でローンを組むことができるプランを商品化しているケースもあります。

それだけではなく、お客様にとっては以下のようなメリットもあります。

 

①審査に通りやすい金融機関の紹介を受けられる。

②書類の準備や記入をサポートしてもらえる。

③複数のローンプランを比較でき、自分に最適な選択ができる。

④忙しい方でもスムーズに手続きが進められる。

 

アルファーホームでは、地元の金融機関をはじめ多くの金融機関とのやり取りがございます。

年間約200棟の販売実績のほとんどが住宅ローンを使って住宅のご購入をいただいており、

過度に心配する必要はありません。まずは気軽にご相談ください。

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